過去の撮影のコツ


「上手な子供の撮り方」

小さなお子様の写真がうまく撮れないとか、デジカメで撮ると子供がいなくなってるなどいろいろ聞きます。
子供さんの撮影で一番いい表情をする時は、やはり写真屋さんの写真ではなく、パパ ママの撮った写真が一番自然でかわいく撮れます。
そこで今回は デジカメでも、使い捨てカメラでも子供をかわいく撮る方法をお話しようと思います。
ちょっとしたことで、今までの写真より、良い写真が撮れると思います。

前回の撮影のコツでは、「フラッシュを使った上手な撮影」でフラッシュの使い方はなんとなくわかってもらえたと思います。ここでも基本的にフラッシュは全部使って下さい。人物をきれいに写す目的と、フラッシュを使うことにより、キャッチライト(目の瞳にフラッシュが写りこむこと)が入り、目がきれいに見えます。


◆その1  「基本は子供の目線の高さ」

<解説>
小さいお子様を撮るときにはやはり目線の高さにあわせて撮るのが基本です。
頭でっかちにならず、全身がきれいに撮れます。さぼってカメラだけを下に構えても、子供は撮る人の方を見るので、カメラ目線がはずれますからご注意。
ただ、ちょっとかわった写真を撮ろうかなと思ったら、わざとお子さんの真上から撮ったり、真下から撮ったりしてもおもしろいかも。



◆その2  「一緒に写るものも工夫しよう」

<解説>
お子様と一緒にそのときの時代がわかるものが写っているとあとで写真を見たときに、思い出話に花が咲きます。
写真に日付けを入れたりする方法もOKですが、それと一緒に写りこんでいると、さらに盛り上がります。
写真は撮ってすぐに見たら、今度見るのは、10年後ということが普通のことです。だからこそ、その時代のものがほしいですね。

レンズの前にその時使ったスタンプラリーのカードを自分の手で持って大きさと距離を調整しなら
撮影しました。

この日は、魚捕りをして、スタンプラリーを
してから、休憩でアイスクリームを食べま
した。
こんな感じで、その日の成果を1枚の写
真に収めるといいかも


◆その3「フォーカスロックをうまく使いこなそう」
   
撮影技術
重要ポイント
<解説>
フォーカスロック」という聞きなれないことばが出てきました。これはカメラの説明書には、必ずのっているl言葉ですが、ことばの意味がわからない人がほとんどです。そこでまず「フォーカスロック」という言葉の意味を説明します。これを覚えることにより写真の出来栄えがすごくかわる最重要ポイントです
 「フォーカスロック」とは、被写体にピント合わせ撮る。当たり前のことですが、実はこれが実際の撮影の時にうまく使われていません。カメラは撮影時に自動的にピントを合わせて撮ってくれますが、ここでピントを合わせるのに0.0何秒の時間がかかります。動いているものなら0.0何秒でもいなくなってしまいます。
 最近のカメラ(特にデジカメ)は、自動認識機能などついていますが、これでも多少の時間がかかります。でも、自分でフォーカスロックを行い撮影すれば、その0.0何秒もなくなります。
 では、どのようにやればよいかお話しましょう。わかりやすいように箇条書きにします。(使い捨てカメラではフォーカスロックはできません)

1 被写体に向けてシャッターボタンを半押しする。(ピントを合わせる)
*だいたいのカメラでは、ピントが合えば「ピッ!」と音がしたりします。
これでピントは合いました。ここで絶対にシャッターボタンを離さないようにしてください。離したらもとの状態に戻ってしまいます。

2 自分の撮りたい時にシャッターボタンをそのままもう少し奥へ押す。 (写真が撮れます)

簡単なことですが、これをする、しないで、シャッターチャンスがまったくかわります。これが「フォーカスロック」です。フォーカスロックをすれば、デジカメでよくいわれるタイムラグはまったくなくなります。写真屋さんはこの機能を使って自分の撮りたいところで写真を撮ります。細かいことは、面倒ですが、カメラの説明書の「基本撮影の写真を撮る」だけでも見てください。(メーカによりフォーカスロックを「AF/AEロック」などという場合もあります。同じ意味です)


デジカメは特性で、ピントの合う幅がフィルムカメラより広いのでフォーカスロックをしたまま、被写体との距離を維持し撮れば、自分の思い通りの写真が撮れます。
普通に撮ると、どうしてもシャッターチャンスを逃して
しまいます。こんな写真の経験は誰でもあると思います。
フォーカスロックをすることにより、自分の撮りたいところでシャッターが切れるので、ぶらんこでの写真も思い通りに撮れます。


◆その4 「とにかくたくさん撮ろう」 

<解説>
フィルムカメラでは、枚数に限りはありますが、やはりたくさん撮ることが、いい写真を作る最大の方法です。
たくさん撮ることで写真の腕も上達しますし、お子様も緊張しなくなるから、いろいろなポーズや表情をしてくれるでしょう。
デジカメなら、枚数を気にせず撮れるので同じショットで、何枚も撮りましょう。


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